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月の葉書2部4−6

[440]  速見  2008-05-20投稿
〜ナラビ〜

男)何をやった?

男は激しく動揺して自分からナラビとの距離を無意識にとっていた

ナラビ)やっぱり…

ナラビは自分の手を見て呟いた

パァァと男の手からまた月の光が輝く。光りが当たった壁が溶けて無くなる

男)クソッ

男は“溶解”の力を持った光の拳でナラビに殴り掛かる……しかし、ナラビは冷静に右手をかざして光りを放出するとなんと互いの光りが相殺してきれいさっぱり消え去ったのだ

またもや動揺して動きが鈍くなった男の拳を受け流してナラビはカウンターで自分の拳を男の脇腹に入れた!

だがナラビの攻撃を受けた瞬間、男の顔から笑みがこぼれる

男)特異な力を持っていてもやはりガキだな! そんな軽いパンチで俺にダメージは与えられない! 結局お前は俺には勝てやしない

男は勝利を確信したのか余裕をかます。だが、ナラビは拳を男の脇腹に当てたまま…

ナラビ)…僕気付いちゃったんだ。僕の光をね…

ナラビがそう言うと拳から光が放出すると、なんと男の服が消え始めたのだ!

男)なっ

男は慌ててナラビから再び離れた

ナラビ)フライと僕の力は対極って意味にね

ナラビは続きを言った

ナラビ)(フライは、僕の力を対極って言っていた……フライはきっと闇を応用した末に腐食の力を編み出した。そして、僕もさっきやったみたいに応用して力を使うと服が消えた…つまり、僕の力は光から“消滅”に変える事が出来る

フッとナラビは笑みをこぼした

ナラビ)(これで、フライとも互角にやれそうだ)月の葉書が使えなくなった今お兄さんに勝機はないよ。降参してよ?

ナラビは嬉しさから笑みをこぼしながら聞くと

男)ふっふざけるな!

男はキレてがむしゃらに突っ込んできた

ナラビは小さく溜め息をついて冷静に足を引っ掛けて男を転ばす。素早く起上った顔にピタッと右手を当てた

ナラビ)今、さっきの力を使ったらどうなると思う?

ナラビは意地悪な顔をして男に質問する

男)やっやめてく……

男が命乞いするが

パァァァ

問答無用に光を放出した

男)うわぁぁぁ

男は情けない声を出して気絶した
が、ナラビが出したのはただの光だった

ナラビ)本気でやるわけ無いじゃん

ナラビは舌を出して笑って言った

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