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永遠に咲いた花束5

[514]  神様の親戚  2008-05-23投稿
数カ月後

私は後期の試験で第一志望の大学に合格した。

隼人にとってはわかっていた事かもしれないけど、私はちゃんと努力した。

隼人はどれだけの時を越えて今の私のそばにいてくれてるかなんてわからない。

だけど、これが事実なら私は彼を「利用」するんじゃなくて、私が隼人に「利用」されてたい。それで二人はずっと一緒にいられる。



だから隼人が作る「未来」のレールを外す事なんてできないから、私は一つ一つ努力していくって決めたんだよ…?。





私は隼人に合格の報告をする為に、内緒で隼人の家に行った。


華奈「隼人〜合格したよっ。」



隼人「知ってるって。ワラおめでとなっ!」



(やっぱ驚かないかっ…)



華奈「あ!隼人はお父さんの仕事つぐんだよね?」

隼人「うん。まぁね…」

華奈「頑張ってねo(^-^)o☆」








それから少し話した後、家に帰って隼人に「家ついたよ。」とメールを送った。

けれど何時間経ってもメールは返ってこない。何度電話しても出ないから、心配でまた隼人の家に私は向かった。



隼人の家では隼人とおじさんの声が聞こえて来た。


隼人「俺、親父の仕事を継ぎたくないんだよ!」


(そうだったんだ…)



それから二人の喧嘩の様な声が静まり…



数分後…隼人からの
「会いたい」
というメールが届くと同時に彼が家から出て来た。





隼人「え?…何でお前ここにいんだよ?」


私はそっと隼人を抱きしめて


華奈「頑張ってなんて言ってごめんね…。隼人がやりたい事やればいいと思うよ…?」

隼人「いや、じゃなくて何でお前家の前にいんだよ…?こんな事俺しらねぇよ…」
と言って初めて私に涙を見せた…。






華奈「…じゃあきっと、未来の私より、今の私は隼人の事好きなのかもねっ。」







それから彼は自分のやりたい車関係の仕事をやり始めた。






そして…


なんでもない月曜日なのに、




…隼人は私に花束を贈ってくれた…







つづく

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