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Tetra

[444]  FANG  2008-05-26投稿
この世界には二種類の猫がいます

身近にいる普通の猫と

人と同じ、話したり二足で歩いたりできる特別な猫
普通の猫は普通に人間界で暮らしてます
特別な猫は普段は普通の猫として人間界にいますが、たまに、「Tetra」という特別な猫だけが行ける世界に行ったりします。
人間には見えません
でも、もしかしたら…貴方の猫は特別な猫……かもしれませんね

別に信じなくても良いです
ただ、二種類の猫がいる事を知ってほしかっただけです
これは、そんな特別な猫達が繰り広げる
物語


では……












「遅刻しちゃうよ〜!」
ご主人様の声だ
ドタバタと部屋を駆け回り、急いで制服や、カバン等を準備し、慌ててる
「アルっ!行ってくるね!」
アルとは僕の事
血統書つき(?)で毛の色が肌が混じったような白色の僕を裏路地で拾ってくれた

名前の由来は、段ボールの箱のマークから取ったらしい。
Rのアールから棒をとって、アル。

あっ……。
「ケータイ忘れてるよ!」

聞こえないか…。
きっとご主人様には名残惜しい鳴き声にしか聞こえない
ニャー……、そんな感じだね…。
ここは虎爪町
とらつめちょう じゃなくて
こそうちょう


昔、怪物虎が町を襲い、多くの爪痕(つめあと)を残された事からの名前らしい



ご主人様の名前は静葉(しずは)
中学生で、僕を可愛がってくれるし、世話をしてくれるから僕はご主人様が大好きだ。

さ…てと…。
ご主人様も行ったし、散歩しますかね…。
家の屋根を軽々と飛んで二丁目の路地まで行った。
「おぅ!遅ぇじゃねぇか!」
図太い声で、鰹節をかじってるブチの猫が二足で立ちながら車のタイヤの上にいた。
「リーダー!おはよう!」
僕もこぞって二足で立ち上がる
何故か昔から二足歩行は得意だった

手を曲げず、真っすぐにしながらでも立てる。

さすがにご主人様の前ではやらない
四足歩行で生活してる
「エースは?」
リーダーが僕を睨みながら言う
「さあ?どこかな?」
知らないのにな…
「まあいい………。」


エースは来ないのか…?

続く

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