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月が生んだ一つ星3

[405]  神様の親戚  2008-05-28投稿
日曜の夜がやってきた。


健太は私を起こしにきて、
私が支度ができるまで彼は私の部屋で待っていた。





支度ができ、彼の車に乗った。


午後三時


彼は私を広い公園に連れてきてくれた。二人は寝ころび雲をみた。
いろいろな雲を物に例える健二と一緒にいる自分は…
笑っていた。



午後11時



ご飯も食べ終え、また彼の車に乗った。
(どうせホテルに連れて行くんだろう…)
と思っていたが、彼は、車の通りの少ない山道に車を止めた。
そこでの彼は、口数が少なかった…。
それでも私は空の星をずっとみれてそれだけで癒されていた。

何だか悲しい事ばかり頭に浮かんでばかり思い出していた私は、
星以外に目をやれなかった…。



その後ずっと車で話をしていたが、セックスはしなかった。



朝車で寝てしまった私を起こした彼は



『おい、朝日だぞ!』








とってもきれいだった。









『そろそろ送ってくなっ』




なんだか…



その日はあっというまで時間がたった。







健二『また、誘っても平気?』




『う〜ん…来週からずっと忙しくなるからなぁ‥』






私は




彼の誘いを断った。



彼は私の仕事を知らない。今度撮るビデオだって、見られる可能性だってある‥…





あんなに昨日笑っていた私は、帰りは少し冷たい態度をとった…







つづく

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