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永遠に咲いた花束8

[463]  神様の親戚  2008-05-29投稿



  『Dear 華奈』



華奈、突然かもしれんけどこの手紙を送るね。





華奈にはずっと言えなかったんだけど、俺が過去に戻った日は、明日です。

…俺は明日、車の事故に一度あって過去に戻った。
たぶん死んだんだと思う。






つかそんな事、学校のあるお前に言ったらきっと心配して入学式行かないとか言い出すだろ?
だから言えなかった。





大丈夫。俺はいなくならねぇから。





俺はこれからもずっとお前の傍にいたい。 何があっても…



つかお前を一人にできねぇって…





きっと、その気持ちが強すぎたからかな?




一度死んだくせして俺は生きて戻ってこれた…


こんなチャンス普通ねぇよな!ワラ


マジで神に感謝してるよ。









改めていう事じゃないかもしれないけど、


俺の事は心配するな!もういなくならねぇから。



てかそれより、

ずっとお前を好きでいさせてください。




最後にこの花と気持ちを込めて









これからも、よろしく。






       隼人。」











隼人のお母さんは手紙を読み終わった私に、
隼人からの花束を渡してくれた。







華奈「これからも…よろしく……」




隼人の母「…おばさんにも手紙くれたのよ隼人。『これからもよろしく』って…
隼人、きっと知らない未来を楽しみにしてたはずなのに…」






私は涙ながら、頭を振った。



華奈「ううん、おばさん…それは違うと思うよ。


あ、なんとなくだけど…



隼人は手紙に、

『神様に感謝してる』って。


それに隼人自身が生き返りたいと願ったら、

きっと隼人はまたここに、帰ってくると思うから…」







次の日




私は花束を手にして、



隼人の葬式へと向かった……。




つづく

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