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Guardian28

[483]  ヒッキー  2008-06-05投稿
闘いはかなり熾烈をきわめた。両者ともかなり動きは速く、そして正確だった。しかし薫は防戦一方となっていた。
武器があるかないかの差である。普通、武器がないとき懐にとびこむか、攻撃後の隙をつくのが基本となる。
だが、準は刀の振りを最小限に抑えて隙を極力なくしていた。しかもカウンター中心で攻めたり、わざと隙をつくり攻撃をさそうなどしていた。
結果、薫は決定打をくらわせれないまま傷だけが増えていった。
「そろそろかな。」
薫はつぶやいた。
「早くきてくだ・・・」
「薫ー!」
歩が走ってきた。
「ちゃんとしてきたぞ。」
薫は大きくさがり、歩に近づいた。
「すまないな。帰らせてもらう。」
「逃げるつもりですか。」
「死にたくないんでな。」
薫はそう言うと歩をかかえて逃げようとした。
「グワーーー!!!」
叫び声があたりに響きわたる。
「・・・予定変更だな。」
薫はまた準に突っ込んでいった。
しかし準はそれをよけたが反撃してこない。
そのまま歩に突っ込んでいった。
「やめろ!」
歩は目をつぶった。
ザシュッ!!

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