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月の葉書2部5−2

[404]  速見  2008-06-05投稿
ナラビ)えっ?

動揺して掠れた声が空間に小さく反響する

“光の一族が闇の一族を皆殺しにした”

頭の中で何度もナラビに響いた

ナラビ)そんな事するわけなっ……無いじゃん

冷静を装おうとするが途中で言葉が詰る

フライ)“そんな事するわけない”か……

フライは、呆れた様に呟くと全身から例の“腐敗”のオーラを放出させた

フライ)事実さ

フライがそう言うと、ナラビめがけて一気にオーラを放つ。ナラビは、ジャンプして避けると当たった地面が腐った。ナラビはフライを見つめる

フライ)今は僕の望み……光の一族の生き残りのお前を殺せればそれでいい!!

フライは殺気を一気に放ち、手を上から下へ振り下げる。それと同調するかの如くオーラも同じ動きをした
いきなり不規則な動きになったのでナラビはまともに食らい、オーラに飲み込まれてしまった!!

フライは勝利を確信し小さくガッツポーズをとる

が、ナラビを飲み込んだオーラから眩い光りが溢れてきた

フライ)なっ!?

フライは動揺すると“消滅”の光りを使って腐敗を防いでいるナラビの姿が見えた。しかもニヤリとナラビはフライに余裕の表情を見せた…………だが、ナラビの内心は……

ナラビ)(あっ危なかった〜

心臓が破裂するくらいビビっていた

ナラビが右手に力を入れると、消滅の力が瞬間的に増幅してフライのオーラを吹き飛ばした

ナラビ)(落ち着け!僕

ナラビは深呼吸して自分を落ち着かせる

ナラビ)(風紀兄ちゃんが言った事を思い出せ

〜2か月前〜

風紀)いいかナラビ!今から自分よりも強い奴と戦う時の手段を教える

風紀はナラビに講義していた

風紀)いいか、まずは何より“ハッタリ”をかませ

ナラビ)ハッタリ?

ナラビは、意味が分からないのか頭の上に?マークを浮かべる。

風紀)平たく言えば嘘だな。他にも挑発も有効だ。精神面から攻めるのも立派な兵法って事さ

〜現在〜

ナラビ)思ったより、大した事ないね

ナラビは、まだ慣れないハッタリをかますがフライは余裕だった

フライ)慣れないハッタリは止しなよ。バレバレさ
ナラビ)えっ?

ナラビの余裕の表情が一編して引きってしまった。いきなりばれてしまった!!

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