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勇気の空回り

[645]  神様の親戚  2008-06-12投稿
半年前…









俺は駆け込み乗車に挑戦中、ドアに挟まれた。




その時手を伸ばしてくれたのが、










君だ。











君に恋してあれから半年経っても、




俺は窓から君の部屋を見つめる事しかできてない。










何か君の事を知ったといえば、








漫画好き…。


ただそれだけ…。










名前も、
どんな声かも知らない。











こんな近くにいるのに

話せないのはきっと…








「勇気」が足りない…











どう声をかければいいの?





どう話題を作ればいいの?







どう笑顔を作ればいいの?










わからない…。











でも変わらなきゃいけないから…












今、向かうよ。君のマンションに。











今チャイムを鳴らすよ。君の部屋の。












ピンポン











君「はい、あのぉどちらさまですか??」



















俺「お…」




君「はい?」












(勇気出せ…俺には君の情報があるんだ。)

















俺「おっす!おら先日助けられた鶴だっちゃ!
いっちょやってみるかぁ?」













君「きゃーーーーー!」



バタン。










諦めの悪い俺。


最後の言葉を放つ。







俺「安西先生、バスケがしたいです。中にいれてナリ。」





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