携帯小説!(スマートフォン版)

〇屋 ?

[715]  セイハク  2008-06-13投稿
失業保険も底をついた真司にとって決断を急がせることになったのは事実だった。財布を見て真司はため息をついた。そして「やっぱりさっきの所行ってみるかな。四時までちょっと早いから職安覗いてな」と思い直したのだった。
とにかく部屋をでた真司は、いまだ解せなく気掛かりで不安だった。職安も覗くことは覗いたが代わり映えのない募集にさらに気落ちした。

○屋というらしいその住所は職安から車で5分はかからない所になっている。
真司は前の会社で市内の配送が多く土地勘があった。
「変だな?ここのはずだけど」
そこには賃貸マンションが建ってるだけで運送会社らしい建物やトラックもない。
「なんだ?何処だ?」
その時真司の携帯が鳴った。「田村さん、言い忘れてましたが○屋はバンザイマンションの221です。プープープー」
あの甲高い声だった。そのマンションに違いなかった
「また切りやがった!でもどうして携帯の番号分かったのかな?あっ着信履歴か!でも、どっかで見張ってるみたいだな。」

と、あれこれ考えながらドアの前に着いた。

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