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ソードメーカー8―?

[505]  いっと  2008-06-15投稿
「うっ…」
そう言われて、ルイスはがっくりと肩を落とした。
「あの…私たち、ベイスの町に住んでたんですけど、破壊されたのはご存知ですか?」
「何!?」
それを聞いた男性騎士は、目を大きく見開いて、リリーを見た。
「君達はベイスの生き残りなのかね!?」
「はい」
三人は一斉に頷いた。
「ごきげんよう、皆さん」その時、ロイ達三人と男性騎士二人がいる部屋に、護衛騎士を三人連れたアリネスが入って来た。
「あ、アリネス様!」
男性騎士二人は飛び上がらんばかりに驚いて、急いで席を立つと、慌てて敬礼した。
「アリネス様…って、まさか、女王様!?」
ルイスとリリーは唖然として、アリネスを見つめたまま、固まってしまった。
「こら、お前達、立って挨拶しないか!」
その様子を見た男性騎士は、憤って三人に注意した。「ああ、気にしないで、三人共そのままでいいから。…ふぅん、やっぱり十代はいいわねぇ…」
アリネスはまじまじと三人を見つめながら、うっとりとして呟いた。
「それで、ソードメーカーの男の子は?」
「彼です。名前はロイというそうですが…」
そう言って、男性騎士は遠慮がちに、机に突っ伏しているロイを指差した。

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