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北海道の句(四季)

[317]  もね  2008-06-17投稿
朱の大空
牛の影絵に
白き息

身切る朝
褒美か視野に
飛ぶダイヤ

頭突きする
乳仔護りたし
黒羊

地平線と
ロール登りて
添い寝する

シメジ採る
老女が蝦夷の
頃語る

空牛舎
荒れても青き
草地かな

辛くとも
春うれし急く
枝拾い

夫婦乗り
口笛吹かれし
二番草

個の弱さ
思い知る夜
軋む海氷

小さな私
この世界全て
流氷の白

牛の間に
分け入る温さ
白き朝

牛舎帰り
一皿増やす
三つ葉摘み

疲れ果て
見上げる空に
乳流る

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