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月の葉書2部6−1

[394]  速見  2008-06-23投稿
〜風紀・香雲〜

風紀)まさか、もう出て来るとはなぁ。よほど人手が足りないんだな

雷斗を初っ端から挑発すると

雷斗)まぁね。それに三月衆もあんまり強くなかったから、君達をさほど弱らせる事も出来なかったよ

雷斗は動じずにお手上げポーズをして溜め息をつく

雷斗)おまけに、ナラビは厄介な力に目覚めたみたいだし

雷斗が、続けて言うと

香雲)と、言う事はナラビ君も無事なんだぁ良かった

香雲は胸を撫で下ろした

風紀)月の葉書で高みの見物をしてたのか?

風紀が冷たい視線で雷斗に聞くと

雷斗)そうだよ。けど、君らは僕の手で殺したかったから結果オーライだよ

雷斗は笑って言ったが、瞳が冷たかった

雷矢)しかし、力が弱っている雷斗一人で、お前らを相手にすると負けるかもしれないからな。私も手伝う事にしたんだよ

雷矢が横から口を挟んできた

風紀)(ちぃ。やっぱ雷矢さんが加わるのは厳しい

風紀は内心焦っていたが、ここが最終決戦…………逃げるわけにはいかない

雷斗)どうしたの?この間みたく逃げないのかい?

雷斗が嫌味ったらしく言うと

風紀)この間は、ナラビが心配だったから逃げたのさ

風紀が強気で言うと風が全身に取り巻き、雷斗達も雷が全身に迸っる

今にも両者が激突仕掛けたその時、香雲が風紀の前に右手を出して風紀を静止したのだ!

風紀)何んだ!?

香雲)気になる事が一つだけあるの

香雲はおもむろに呟いた

風紀)気になる事?

風紀が繰り返し聞くと

香雲)雷斗?あんた本当に雷斗なの?

香雲はいきなり訳の分らない事を聞き始めた

雷斗)何を言ってるんだい?じゃあ証明しようか?風真の死際を話して

雷斗は相変わらず冷静にかつ、フッと笑って言うと風紀は歯ぎしりをした

香雲)そんな事は話さなくてもいいわ。だけど、この質問だけは答えて

「私達の秘密の場所は?」

香雲も冷静に受け流し、神妙な顔で聞いた

風紀には、その答えは分かっていたが、香雲の意図が分らなかった

だが、何分待っても雷斗は答えられなかった。その様子をみて香雲がフッと笑窪が浮ぶ

香雲)やはり貴方が雷斗を………いえ、雷家の人を操っていたのね!

香雲は雷矢を差して言った

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