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良子…二股の恋?

[416]  ぐうりんぼ  2008-06-24投稿
寝る前のひと時…、

私(荻島良子)は自分の部屋で美月真愛さんと電話で話しをしていた。

話しの話題は例の2人についてである。

真愛さん、森山拓也に対する私の気持ちを知りたがっていた。

私は漠然と語った。

「今は別に…、キライじゃないけど…何とも思ってない」

すると真愛さんは…、

「それは…ウソね」

「え、ウソ?」

「そう、ウソ付いてる」

私はムキになって…、

「私は本当の事言ったのよ!」と声を荒げた。

しまった!

つい、カッとなっちゃった!

真愛さん、驚く事も無く冷静だ。

「そうかもしれないけど…、心の奥では…森山拓也に対する思いが残っている」

まるで…相手の心を読んでいるような真愛さんの今の台詞。

私は苦笑する。

「なあんで真愛さんにそんな事が分かるの?」

「私には人の心を読めるからなの。
荻島さんが本当に自分自身を見つめ直している事も分かるし、森山さんの事を思い続けている事も…全てお見通しよ」

─そうか!─

私は思わず納得した。
「やっぱり、真愛さんって超能力者なんだ」

真愛さん、ココでクスクス笑った。

「そんな、大したもんじゃないけど?
っで、アナタの正直な気持ちはどうなの?」


つづく

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