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月の葉書2部6−2

[406]  速見  2008-06-25投稿
風紀)なっ何を言ってるんだ?香雲!?

風紀は信じられない様子で香雲に言った。香雲は一瞬風紀を見たがすぐに雷矢に視線を戻した

香雲)最初に疑問に思ったのは、風紀から雷斗の話を聞いた時よ。いくら雷斗が風家を殺したと言っても、ここまで性格が変わる訳ない。ましてや私達は事件の日の夕方に昔の雷斗を見ている。たった数時間で人をここまで変えるなんて無理があるわ

香雲が、一気に説明をするが雷斗や雷矢は動じずに……

雷斗)これが僕の本当の性格なだけさ
雷矢)雷斗の言う通りだ。それに、私が雷家を操ってどうするんだ?

雷斗達が冷静にいうと

香雲)雷家を操ったのは何かを遂行する為に反対意見を出させないため……

呟く様に香雲が言うと雷矢の眉がピクッと動いた

香雲)そして、雷家を操っているのは“電気”…………いいえ、体を巡っている“電気信号”ね。雷矢さん

香雲が冷淡に説明をすると、話にピリオドを打つかの様に……

風紀)馬鹿な!! そんな事が出来る訳がない!! 能力の限界を超えている!!

風紀が信じない様子で断言すると……パチパチと突然拍手が聞えてきた。風紀が振り返ると雷矢が拍手をしていたのだ

雷矢)流石だな香雲。良く気付いたな

雷矢は不気味な笑みを浮かべて言った

雷矢)そうだ。人間の神経系等は全部“電気信号”で指示されてる。それを、私の雷の力で操作してやればこの通り………操る事が出来る

そういって雷矢は雷斗の手をプラプラとさせた

香雲)やっやっぱりね

香雲の頬から冷や汗が流れた

風紀)まさか………そんな事が……

風紀は未だに信じられない様だったが

雷矢)まぁ、そのせいで私の力は多少なり落ちたが、そのお陰でこの通り完璧に操る事が出来る

雷矢が雷斗で遊ぶと、風紀の中で苛立ちが芽生えた。香雲も同じ感情を感じたみたいで歯を食いしばっている。そんな二人をみて雷矢は……

雷矢)そうだ。君らの相手は雷斗一人にやらせよう。操られていると分かった今、君らは雷斗に攻撃を当てられるかな?

雷矢は高笑いをしながら後ろへ下がり、雷斗は戦闘態勢に入った

そんな雷矢をみた二人は

風紀・香雲)下種野郎が………

二人は雷矢を睨ながらセリフを吐いた


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