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虹かけ晴れる日の前に

[430]  神様の親戚  2008-06-30投稿
「明日香」
君に恋して二年経って、


いつものように
「おはよっ!」って


眩しい笑顔で…


放課後

「バイバイ」を止めて


告白をした。


中学二年 夏

一つの傘で二人帰った

…雨の日。







それから一週間

なんだか付き合う事で

話すのも恥ずかしくなり

明日香との距離は遠くなった…

そして、
まだ子供だった俺の

小さな恋は終わっていき、
「友達に戻ろ」って、
静かな公園で明日香に言われた。
…今日もまた雨の日。







明日香との仲は変わる事なく、

中学を卒業して、たまたま高校まで同じ学校に行くことになった…

俺は恋をすることよりも

大好きなサッカーに夢中で


少ない部員を支えてくれと、
マネージャーに俺が無理やり明日香を誘った。









高校三年生 夏

最後の大会をまた雨に邪魔され…いや、俺達の実力かな?

二回戦で呆気なく終わった…。






一人情けなく泣いてる俺の背中を叩いて








「下手くそ…私まで泣けてくるじゃんか…」って




明日香は傘を差し出した。




それから数週間。




部活を終えて遊びまくって、


明日香と会う機会がほとんどなくなっていった…



そんな時、


サッカー部で一緒だった友達に


「しかしお前最悪だな、明日香ちゃんと付き合ってあげないなんて…

てか噂じゃ小学校の時からお前の事好きだったらしいぜ?」










俺はその夜明日香の家に行ってちゃんと説明してもらおうと思った…
でも明日香の解答は一言だった。

「…だって、付き合わなくても…


一緒だったじゃん。」








この日は何だか胸が苦しくて、



明日香を抱きしめた。



いい雰囲気の中、




突然の雨にまた邪魔された…。












「また明日、学校で話そうね」





つづく

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