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月の葉書2部6−5

[454]  速見  2008-07-07投稿
雷の閃光が消えると風紀と香雲の2人は黒く焦げてぐったりと横たわっていた

雷矢)しぶといな。まだ2人とも息がある


雷矢はうんざりした顔つきで言うと

風紀)こっこんな所で死んでた……まるか

声を出すのも辛そうに風紀が言うが

雷斗)ほざいてな

雷斗は無情にも風紀に右手を向けた


『ダウ・ルイガ』

雷斗の手から雷の一線が放たれ“これまでなのか?”と、風紀が諦めた瞬間見覚えのある光が風紀の盾となり雷斗の攻撃を防いだ

香雲)こっこの光は………

香雲が辺りを見渡すと

ナラビ)風紀兄ちゃん! お姉ちゃん!

なんと、香雲が現れた通路からナラビが現れたのだ!!


雷斗)黙って通路で大人しくしとけば良かったものを……

ナラビを目視した瞬間、雷斗はナラビの後ろに回り込んだ

風紀)やめろ!

風紀が叫ぶが、雷斗はやめなかった

『ダウ・ルイガ』

雷斗のスピードについていけなかったが、ナラビは全身から“消滅”光を放ち雷斗の攻撃を相殺したのだ

雷斗)何?

少なからず雷斗が驚くと、ナラビはニヤリと虚勢した…………が、やっぱり

ナラビ)(良かったぁ。上手く相殺できて

内心ドキドキとしていた。ナラビが胸を撫で下ろしていると

雷斗)そうか、それがフライを倒した“消滅”の力か

雷斗はすぐに冷静を取り戻した

ナラビ)何でさっきの戦いを知ってるの!?

今度は、ナラビが驚くと

雷斗)先程の戦いは月の力で見させて貰った

そう言うと今度は、さっきよりも強力な雷を放ってきた。ナラビはまた“消滅”の力を使い防ごうとしたが

ナラビ)ヤバい!!

そう直感したナラビは雷斗の攻撃を避けた。その判断は正しかった。ナラビの力では本気の雷斗の力を防ぎきれない。ナラビは、避けたついでに風紀達の元へ駆け寄った

ナラビ)大丈夫?

ナラビが2人に声を掛ける

香雲)だっ大丈夫よ

香雲と風紀は何とか立ち上がり、ナラビを庇う。ナラビは戦えると言ったが、ナラビの力では雷斗の足元にも及ばない。ましてや、雷矢のせいで力を増幅した雷斗には敵うはずも無い。そう言って説明する。ついでに雷斗が操られているとも説明をすると……………


ナラビ)僕の力でどうにかなるかもしれないよ?

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