携帯小説!(スマートフォン版)

○屋 ??

[570]  セイハク  2008-07-14投稿
「それが完了したら次の鍵よ!ロッカーを開けたら中の物を取り出して!さっきの鍵を中に入れて閉める!鍵が一つ残るわね!それは清掃の人に渡して!真司さんの任務完了よ!」
「あのー報酬はどうなるのでしょうか?」と真司は不安げに尋ねた。
「大丈夫!ちゃんと用意してあるわ!もし、最期に〇屋の約束が違うことがあったら清掃の人に訪ねて!ただし、無駄な質問はタブーよ。じゃー電源を切るわよ!プープープー」
慣れてはきたが「勝手だよな!加奈さんは絶対独身だ!」と思いながら携帯の電源をきった。
札幌駅までは地下鉄一駅なので歩く事にした。
真司は歩きながら「あの封筒の中は何だったんだろ?」と、不思議でしかたがなかった。
「普通は見知らぬ人から声掛けられたらどうするだろう?」
「何をあんなに見入ってたんだ!」とあれこれ考え「あの後どうしたんだろう?そのまま会社に行ったのか?それとも、俺を探してたりして!」と背筋が「ゾクッ」とする感じが真司をおそった。
振り向いて確認したい衝動にかられたが、得体の知れない恐怖感がそれをさせなかった。
早足でひたすら札幌駅を目指す真司だった。

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