Disaster(15)
「おい!NO、315!なんでメタモルフオーゼしない!?」
「何なんだよ!?そのメタモなんとかってのは?」
真の背中からは多少の出血は見えるがそこまで深く切られたわけではなさそうだった。
「ちっ…なんだよ。ユミのやつ…その辺教えてねぇのかよ。」
そういいながら狼のような怪物は首を軽く捻ると両手足の先端から鋭い爪が伸びる。
「しかたねぇ…坊やは下がってな。こいや!ネズ公!」
そういうと真の前に歩みだし構えをとる。
鼠の怪物は舌打ちすると後方へ跳ねていった。
「オ前ハ必ズ仕留メテヤル!償ワセテヤル!」
そう言葉を残し消えて行った。
「なんだよ…。逃げるくらいならくるんじゃねえっての。」
そういいながら先程延ばした爪を瞬時に元に戻すと真の方に向き直る。
「おぅ。元気そうでなによりだ。」
そういいながら狼の怪物は右手を差し出して人間の姿に戻って行く。
「自己紹介がまだだったな。俺の名前は大神。大神堅(オオガミケン)だ。」
「あんたが狼ってやつか?」
そういいながらも真はまだ警戒を解いていない。
「おう。その通りだ。桑原博士の後輩でな。まぁ半年くらいだったけどな…仲良くさせてもらった。んで…桑原博士は?」
「ん…。」
背後の建物の陰を指さすと陰からボードに乗った桑原が現れる。
「おぉ!ユミ先輩!お元気そうで!」
「堅こそ!変わらないわね」
そういうと二人は握手を交わす。
「で…よろしくな。」
そういって大神は改めて右手を真に出す。
「か…神崎真です。よろしく…」
なんとなくぎこちない握手を二人は交わす。
「んで…。神崎だっけ?まだメタモルフオーゼはしてないのか?それとも出来ないのか?」
「ん…、真は力の放出が現状右腕のみなの。その状態でのメタモルフオーゼは無理よ。」
「さっきから何なんだよ。そのメタモルフオーゼってのは…」
「そのまんまだよ。メタモルフオーゼ(変態)。ようはさっきの俺みたいに変身することだよ。」
「変身?」
「そうだ。俺達みたいなパンドラ細胞を植え込まれたやつは高い確率で変態を起こすんだよ。まぁ主にビースト細胞の者が多いけどな。」
「それでさっきの奴やあんたは獣みたいな見た目になってたのか…。」
「そういうこった。だいたいは力が跳ね上がるぜ」
そういうと大神はニヤリと笑った。
「何なんだよ!?そのメタモなんとかってのは?」
真の背中からは多少の出血は見えるがそこまで深く切られたわけではなさそうだった。
「ちっ…なんだよ。ユミのやつ…その辺教えてねぇのかよ。」
そういいながら狼のような怪物は首を軽く捻ると両手足の先端から鋭い爪が伸びる。
「しかたねぇ…坊やは下がってな。こいや!ネズ公!」
そういうと真の前に歩みだし構えをとる。
鼠の怪物は舌打ちすると後方へ跳ねていった。
「オ前ハ必ズ仕留メテヤル!償ワセテヤル!」
そう言葉を残し消えて行った。
「なんだよ…。逃げるくらいならくるんじゃねえっての。」
そういいながら先程延ばした爪を瞬時に元に戻すと真の方に向き直る。
「おぅ。元気そうでなによりだ。」
そういいながら狼の怪物は右手を差し出して人間の姿に戻って行く。
「自己紹介がまだだったな。俺の名前は大神。大神堅(オオガミケン)だ。」
「あんたが狼ってやつか?」
そういいながらも真はまだ警戒を解いていない。
「おう。その通りだ。桑原博士の後輩でな。まぁ半年くらいだったけどな…仲良くさせてもらった。んで…桑原博士は?」
「ん…。」
背後の建物の陰を指さすと陰からボードに乗った桑原が現れる。
「おぉ!ユミ先輩!お元気そうで!」
「堅こそ!変わらないわね」
そういうと二人は握手を交わす。
「で…よろしくな。」
そういって大神は改めて右手を真に出す。
「か…神崎真です。よろしく…」
なんとなくぎこちない握手を二人は交わす。
「んで…。神崎だっけ?まだメタモルフオーゼはしてないのか?それとも出来ないのか?」
「ん…、真は力の放出が現状右腕のみなの。その状態でのメタモルフオーゼは無理よ。」
「さっきから何なんだよ。そのメタモルフオーゼってのは…」
「そのまんまだよ。メタモルフオーゼ(変態)。ようはさっきの俺みたいに変身することだよ。」
「変身?」
「そうだ。俺達みたいなパンドラ細胞を植え込まれたやつは高い確率で変態を起こすんだよ。まぁ主にビースト細胞の者が多いけどな。」
「それでさっきの奴やあんたは獣みたいな見た目になってたのか…。」
「そういうこった。だいたいは力が跳ね上がるぜ」
そういうと大神はニヤリと笑った。
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