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ソードメーカー9―?

[434]  いっと  2008-07-16投稿
リグラは頷いて、三人の述べた事を詳しく説明した。「…そんな事が…」
説明を聞いたラトは、信じられないといった表情で、眉間にしわを寄せた。
「信じられないとは思うが、わしはこの話、信用出来ると思っておる」
「…それは何故ですか?」「あの三人がロバートの事を知っていたからじゃよ。この名前が出なければ、そう簡単には信用出来なかったじゃろうて」
「…ロバート…?」
「元王宮護衛騎士じゃよ。…わしの親友でもあった男じゃ」
リグラは一瞬、遠くを見るような目をしたが、すぐに元の表情に戻して、
「それはそうと…ラト殿、グラムとサイラスという名前に心当たりはあるかね?」
と、尋ねた。
「…そうですね…」
ラトは腕組みをしてしばらく考え込んでいたが、やがて、
「そういえば…、サイラスの方は分かりませんが、グラムという男は聞いた事があります」
と、答えた。
「ほう?それはどこで?」「確か…以前、精霊剣ソードメーカーとの交流事業の際に、警備兵達から要注意人物として挙げられていたのを、聞いた記憶があります」
「要注意人物?」
「はい。何でも、ここ二、三年で、光属性の国を又に掛けて、殺人、窃盗、放火を繰り返す一級犯罪者との事でした」

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