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僕は君の未来を永遠(トワ)に。<48>

[430]  麻呂  2008-07-21投稿

《よかった!!連絡ありがとう!!お見舞いは後日、行こうと思う。》


僕が彼女にメールを返信すると、彼女も直ぐに、こう返して来た。


《あたしもお見舞いは、少し後にしようと思ってる。行く時は一緒に行きましょう。所で今日は何か予定ある?!


会いたいんだけど。》



予想外な彼女のメールに、僕は正直、驚いたけれど、


ユキちゃんの手術が無事に成功した事によるお祝いをしよう!!みたいな気分で、


多分、僕も彼女も気分はとてもハイテンションだったに違いない。


僕も彼女も、会って話したいと思っている事に相違は無かったんだ。



* * * * * *



仕事が終わると、僕は数日ぶりに彼女の笑顔に会う事が出来た。


待ち合わせ場所には彼女一人で立っていた。


今日は車には乗って来なかったらしい。


『未來!!』



満面の笑みで、僕に向かって走って来る彼女。



『エリカちゃん!!』


僕達は、お互いにその後に続く筈の言葉を発する事もせず―\r

ただ、ほんの少しの時の流れを共有しているだけで―\r


まるで―\r


お互いに何を言いたいのかが分かり合えているかの様で―\r


それは―\r


何とも不思議な感覚だった。



『ユキちゃんが、昨日会った時に言っていたの。』


『何て?』


『“未來お兄ちゃんに見せてもらった“ひとりあやとり”を、ユキも教えてもらうんだ。”って。』

『うん。』


“あやとり”くらい、何時だって教えてあげるよ。


お見舞いに行って、

ユキちゃんが目覚めたらさ。


“よく頑張ったね”って、


早く言ってあげたい。


手術が成功して本当によかった。


本当に!!よかった!!

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