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ソードメーカー10―?

[479]  いっと  2008-07-29投稿
「…なら何でベッドに入って来てるんだよ…」
ルイスは信じられないといった表情で、ロイを見た。「いや、これは、あのエリクシオンが…って、あの剣の仕業かああ!」
ロイは憤慨しながら、天を仰いだ。
「な、何言ってんだよ、ロイ…」
「とにかくだ!僕はそういう趣味は一切無い!だから、恐らく寝相が悪かったんだ!信じてくれ!」
ロイはそう言って、ひたすら頭を下げた。
「…分かったよ。そんな頭下げるなって。…ならさ、お前、好きな女の子とかいるのか?」
「…好きな女の子…?」
ロイは一瞬、目を点にして、ルイスを見た。
「そりゃ、お前、俺と同じ位の年だったら、好きな女の子の一人や二人、いるだろ?」
「…」
「…もしかして、いないのか?」
考え込むロイを見て、ルイスは呆れたような顔をした。
「…母さんが亡くなってから、家事とかに追われて、全くそんな事考えた事も無かったんだよな…。そう言われてみれば…」
「ふむ…ならば、お前の男好きの嫌疑は晴れんぞ。もしも晴らせたくば、恋人の一人でも作る事だな」
「…そういう自分は今まで恋人がいた事があるのかな?」
ロイの鋭い突っ込みに、ルイスは一瞬にして固まってしまった。

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