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秘密基地から見た花火

[383]  2008-07-31投稿
亜由「四年生の時見つけたのいさくんって子と」

志帆「いさくん」

亜由「うん、河島勇優君(かわじまいさやさ)って言って二つ下の子なんだけど、お父さんが経営してた工場が倒産して莫大な借金ができて借金取りから逃げるため街から出てったの」



8年前、亜由小四

亜由「やめてよ」

いじめっ子A「今日はピンクのパンツだ」

いじめっ子B「ピンクピンク」

(ガツン)

いじめっ子B「いてーなんだお前」

勇優「やめてやれよ」

いじめっ子A「なんだと年下のくせに生意気だぞ」

勇優「うるさいだったらいじめなんてやめろ。文句あんなら年上らしい事しろよ」

いじめっ子B「ちびが調子のんな」

いじめっ子Bは勇優を蹴った。

勇優「くそ」

いじめっ子A「やったな」

(ボコボコボコボコボコ)

勇優「まだまだ…」

いじめっ子B「なんだよこいついくらやっても立ち上がってくる、ゾンビか」

いじめっ子A「気持ちわり〜行こうぜ」

勇優「大丈夫お姉ちゃん腕擦りむいてる」

亜由「私よりきみのが傷だらけだよ」

勇優「俺はいいよお姉ちゃんは女の子なんだから跡が残ったら大変だろ」

亜由の傷を水で洗う勇優

勇優「これでよし」

亜由「ありがとうきみ名前は」

勇優「いさやさ、かわじまいさやさ」

亜由に背を向け自分の傷を洗いながら答え勇優

亜由「勇優君かうちの小学じゃないよね」

洗い終わり亜由の横に座る勇優

勇優「うん俺岸田小」

亜由「そっかけどなんでこんなとこいるの」

勇優「父ちゃんの工場がこの辺にあるからちょっと用あって」

亜由「そうなんだ」

勇優「じゃあ俺そろそろ行くわ」

亜由「えっあーじゃあありがとうバイバイ」

勇優「じゃあね」



亜由「それがいさ君と初めてであった時。名前の通りとっても勇ましくて優しい子だった」

志帆「ふんーでどうなったの」

続く

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