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月の葉書2部7−4

[406]  速見  2008-08-01投稿

ナラビ)風紀兄ちゃん!

ナラビから歓喜の声が上る

風紀)時間稼ぎありがとな、ナラビ

風紀は笑ってナラビに言うとナラビは風紀にVサインを送り気を失い倒れた

雷矢)なるほど……時間稼ぎか、よほど信頼をされてたんだな、風紀……

そう言って雷矢は、風紀の全身を見渡すと

雷矢)あまり回復していないようだが

雷矢が見下して言う。その通りだ。立ち上がったとはいえ、まだフラフラなのだから。しかし………


風紀)気のせいさ

風紀は、死にそうな声で虚勢を張る

『ウイン・ガルガ』

風紀は、また倒れる前に攻撃を仕掛けた。しかし、雷矢は体を反らして簡単に避ける

雷矢)香雲がいてもやられていたのにお前だけで勝てる分けないだろう

雷矢はセリフをいいながら、『ライン・ガルガ』を放つ

とっさに風紀はギリギリ避けるが、僅かに掠れた

風紀)グワッ

風紀の意識が一瞬飛んだが

風紀)クソッ

すぐに意識を取り戻して攻撃を仕掛けようとするが

風紀)なっ

目の前に雷矢の姿はなかった

雷矢)ここだ

声の方向は風紀の真上から聞えた

風紀)しっしまっ!!

風紀は一瞬で高密度の風を頭上に張り巡らせるが

『テラヒダガ・ガルガ!』

雷矢の中級術が風紀の全身に流れた!!そのまま風紀は俯せに倒れた

風を盾にしていたお陰で何とか生き延びる事が出来たがもはや指一本動かす事が出来なかった

風紀)(せっせっかくナラビが命懸けで時間を稼いでくれたのに………

風紀は、無念な気持ちで一杯だった

風紀・香雲・ナラビの三人掛かりで雷矢にかすり傷一つ負わせれないとは………雷家最強なだけはある

雷矢)やはり意味がなかったな

雷矢が上空から3人を見渡しながら呟き、着地した時だった


雷矢)ゴプッ

なんと、雷矢が吐血したのだ!!?

雷矢が自分の胸を見ると何と雷切が刺さっていたのだ!!



一体誰が?




雷矢がそう思った瞬間

雷斗)何もかも思い出したよ………父さん………

雷斗の涙声が空間に響いた

何と雷矢を刺したのは雷斗だったのだ!!

雷矢)なっ何故だ………雷斗!!?

雷矢はその一言を言って息を引き取った







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