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飛んでも世界2

[560]  猫空  2008-08-14投稿
第二話、皆既日食

「世の中暑い!、何でこんな時にエアコンが壊れるのよ」
清美の隣で一人騒ぐ少女、名は飛山進美(ひやますずみ)清美同様に神天神社の手伝いに来ていたのだ。
しかも、今日の猫空の最高気温が四十度なのだから、進美が騒ぐのは無理もない。
「世の中暑いから誰も来ないわね」
清美は辺りを見回したが誰もいない。
「はあ」
二人は溜息をつく、すると急に空が暗くなった。「雨かしら?」
清美は外をみるが雨ではなかった。
「皆既日食!」
空を見て進美が言った。「本当だ。でも今日だった?」
清美は首を傾げた。
だが、二人は普通に仕事に戻った。
この皆既日食が、後の世に語られる『魔天乃乱』の始まりだった。

魔物が首都猫空に現れた。その数は数千。
人々は逃げ惑う。
だが、魔物相手に戦う者がいた。清美等も戦う者だった。
「遅い!」
清美はバトルスーツを纏い、魔物を次々と銃で仕留めていく。
清美の銃からは光の弾丸が発射される。
「進美、そっちに八」
「了解!」
進美も清美同様、バトルスーツを纏い戦っていた。
この場にいるのは 、清美、進美、由理香、麻井奈、江理奈、月川光(つきかわひかる)、月川陽子(つきかわようこ)姉妹、空野美漆(そらのみな)の八人。
「ようやく出番ね、夏だから水着でサービスと思ったけど、バトルスーツとは」
光の台詞を聞いて、妹の陽子は。
「お姉ちゃん、この小説は挿絵無いけど」
「知ってるわよ!苦悪」月川姉妹の会話を聞いて美漆は。
「戦いに合わない話」
と言った。
清美等八人は、五分程で周りの魔物を片付けた。すると、何処から大きな爆発音がした。
「な、何今の?」
皆が辺りを見回す。すると、進美が。
「レーダーでは川上(かわがみ)公園よ」
八人は空を飛び、川上公園に向かうが。
空に魔物が現れた。清美等を通さない気だ。
すると、急に大きな光が走り、魔物を消滅させた。
「今のは、神位高速打撃砲(しんいこうそくだげきほう)の光!」
八人はその光に見覚えがあった。
「無事ね、飛んでも世界の出演者達」
何処からか女性の声が聞こえた。
八人は声の主も知っていた。

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