ロイド×ロイド 3
……取り残された。俺ははこれから何をすればいいんだ。
今更ながら涙が零れてくる。
親は家に居る事は少なかった。だけどたった一つ掛け替えのない物だった気がする。無くしてから気付くもの、か……。
泣いたせいなのか、この光景のせいなのか、俺は再び嘔吐物をばらまく。
「ハァ、ハァ」
洗面所に口をゆすぎに行く。
「なにが、なんで俺の親が、殺されなきゃなんねぇんだ」
殺人現場からは死体と俺が吐き出した物の臭いで異臭を発していた。
俺はこれからなにをすれば、なにをすべきなのか。まったく頭が働かない。
その死体は俺が見つめ続けても動かず、話しかけても返事をしない……………。
あれ−−ここは何処だろう。気が付くと自分はベットの中で眠っていた。
昨日の事−−
そうだ、あれは夢なのだろう。
母はこれから寝坊した俺を起こしにくるし。自分は両親と共に食事をとる、そしてくだらない事で笑いあい。なにもない平凡で幸せな暮らしを続けるのだ。
なら親が起こしに来るまでもう一眠りするとしよう。
俺は二度寝することにした。
そんな事はありえないと知りながら……。
自分が見た光景は現実だったと理解しながら……。
誰かが呼ぶ声が聞こえる。不快だ……。
自分の事を呼んでいるのだろうか。
ソイツがゆすっているのか俺の体が大きく揺れている。
親が起こしに来たのだろうか。何処から?
俺は瞼を開いてみる。
眠気眼で俺は前に立っている人物を見る。
「あんたは……」
今更ながら涙が零れてくる。
親は家に居る事は少なかった。だけどたった一つ掛け替えのない物だった気がする。無くしてから気付くもの、か……。
泣いたせいなのか、この光景のせいなのか、俺は再び嘔吐物をばらまく。
「ハァ、ハァ」
洗面所に口をゆすぎに行く。
「なにが、なんで俺の親が、殺されなきゃなんねぇんだ」
殺人現場からは死体と俺が吐き出した物の臭いで異臭を発していた。
俺はこれからなにをすれば、なにをすべきなのか。まったく頭が働かない。
その死体は俺が見つめ続けても動かず、話しかけても返事をしない……………。
あれ−−ここは何処だろう。気が付くと自分はベットの中で眠っていた。
昨日の事−−
そうだ、あれは夢なのだろう。
母はこれから寝坊した俺を起こしにくるし。自分は両親と共に食事をとる、そしてくだらない事で笑いあい。なにもない平凡で幸せな暮らしを続けるのだ。
なら親が起こしに来るまでもう一眠りするとしよう。
俺は二度寝することにした。
そんな事はありえないと知りながら……。
自分が見た光景は現実だったと理解しながら……。
誰かが呼ぶ声が聞こえる。不快だ……。
自分の事を呼んでいるのだろうか。
ソイツがゆすっているのか俺の体が大きく揺れている。
親が起こしに来たのだろうか。何処から?
俺は瞼を開いてみる。
眠気眼で俺は前に立っている人物を見る。
「あんたは……」
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