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ソードメーカー11―?

[436]  いっと  2008-08-16投稿
「…何か御用ですか?」
ライルはその馴れ馴れしい態度と、戦いを邪魔されたという事で、内心、腹を立てていた。
「いや、申し訳ない。馴れ馴れしすぎましたな」
ライスはそれを察して馬から降りると、丁重に頭を下げた。
「また騎士へのお誘いですか?それならお断りさせて頂きます」
「いえ、今回参ったのはその件ではございません。貴方の息子さん…ロイ君の事でお話があるのですが」
「何っ!?」
ライルはロイの名を聞いた途端、目を大きく見開いて、驚いた。
「ロイが、ロイがどうなったんですか!?生きているんですか!?」
「はい。今は王宮で、保護されています。元気ですよ」
ライスはにっこりと笑って、小さく頷いた。
「ロイ…良かった…」
ライルは目に涙を溜めながら、一つ大きく息を吐いて、安堵の表情を浮かべた。「詳しい事をお話したいのですが…ここではちょっと…」
「そうですね。では、私の家に行きましょう」
ライスの申し出にライルは頷くと、二人はライルの家へと向かって行った。

「ロイが、生きてる!?」戻って来たライルに驚いていた三人は、ロイが生存しているという話しに、また更に驚きの表情を見せた。「ど、どうして王宮にいるんですか!?」

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