携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> アドベンチャー >> AIT#11

AIT#11

[545]  速見  2008-08-17投稿
「なにしとんじゃ!」

エドの顔が一気に青くなる。漫画なら顔に縦線が入ってるだろう

あのまま行けばタイミングよく爆破前に河に着水出来たのに……このままでは地上付近で爆破して被害者が出てしまう。しかも皮肉な事に最初に上昇させた分まだ飛行機は高い位置にある

「クソッ…どうすれば?」

ダルは、リモコンを力強く握った。今度こそ打つ手が見つからないみたいだ。そんなダルを横にエドは腰に手を伸ばした

「これだけは使いたく無かったけど」

エドがそう呟くと

「何か手があるのか?」

ダルが期待を込めてエドに聞くが、エドは何も言わず、何と腰からマグナムを抜いたのだ!

ダルが驚くより早く広場に2発の銃声が響いた

その瞬間飛行機は上空で爆発した

人々の叫び声が広場に爆発音並に響いた

しかし、その2発が広場の人の命を救った

エドのマグナムは1発目はエドの真上に向けて打たれ、2発目は落下する飛行機に着弾させたのだ。何故2発打ったかと言うと、1発目は広場にいた人達が反射的に伏せる事に成功し、2発目は飛行機のど真ん中に着弾して爆発を地上付近からまだ遥か上空にあるうちに爆発させる事に成功した

そのお陰でギリギリ爆風が致命傷にならない距離で済んだ

「おっお前!?」

ダルが驚いてると

「狩りが趣味の父と一緒に昔から銃を練習していたんだ。だけど…………M.Tの事を聞いたから使いたく無かったんだ」

エドは、歯ぎしりをしてマグナムを強く握りしめた

そんなの二人に関係無く、二人は広場にいた人達に『爆破テロ』と言われ、人々は逃げて行った

「まぁしょうがないか」

ダルは、エドを慰める様に肩をすくめておどけた

エドが少し元気を取り戻して笑った時だった

TRUUUUUU

ダルの携帯が鳴ったのだ

感想

感想はありません。

「 速見 」の携帯小説

アドベンチャーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス