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信じたい―祭り―

[437]  ぱいん  2008-08-19投稿
今日は、少し遠い場所で祭りがある。

〈祭り行かない?〉
早速、メールした。
〈ごめん‥先輩と行く〉〈わかった〉
〈行かないと殴られるからさ〉
〈気にしてないからいいよ☆〉


夕方になったので、風呂に入って支度をした。部活が一緒の佳奈と行くことになった。佳奈とは大親友!小6からの付き合いだ。

〈〇〇に来て〜〉
〈はいはぁーい〉
「よっ」
「佳奈、私服できたんだ」
「塾終わってそのまま来たから」
2人は祭りの場所まで歩いた。人が多くてびっくりした。
「かき氷食べよ」
「あたし、メロン」
「うちも」
佳奈と結衣はメロン派。かき氷を食べてると、目の前から結城が先輩と歩いてきてた。結城が先輩を置いて、こっちに向かってきた。
「よっ!結衣」
「結城、もう来てたんだ」
「うん」
「あれ、先輩?」
「友達!」
(先輩じゃないなら、一緒に行けたじゃん…)
「また後でなっ」
「うんっ」
結城は友達とどっかに行った。途中、友達と合流して4人になった。結衣は結城と帰るから先に帰ることにした。
「帰ろっか」
「うん」
「このサンダル安かったんだよ」
「いいね」
「結衣にも買ってこようとしたけど、こうゆうの嫌いでしょ?」
「結城が買ってくれる物だったら、なんでもいいのっ♪」
と笑顔を向けた。
「そう言ってくれると嬉しいよ」

結城の家を通って、少し歩いて結衣の家がある。なのに、家まで送ってくれた。2人は、手を繋いだまま歩いた。親と妹がちょうど犬の散歩をしに、外に出てきてた。
「手放したほうがいいかも」
「そだなっ」
結城は、親に礼をした。「バイバーイ」
結城は手だけ振替して、家に帰っていった。親も彼氏のことを認めてくれた。というより、めったに反対することはない…恋愛に関しては。


夏休みは今の結衣にとって、幸せすぎる。
幸せすぎるから神様は意地悪をしたのかな?

神様は不公平だよ‥
ただ、好きなだけなのに。

あたしが何をしたっていうの?
ただ、愛しただけなのに。

わからないよ

これは、あたしたちに試練をあたえたの?
試練を乗り越えられるほど、あの頃の2人は強くなかったんだ。

すぐに壊れちゃうから…

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