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【フィギュアマスター】ラーメンWar11

[702]  まっかつ  2008-08-22投稿
『はっ、何がフ**クマスターだと!?笑わせんな!!!』

動揺と恐怖に、英国情報機関員《RA=MEN》リーダーは顔の引きつりを抑えられないまま、それでも、

『正義のヒーローだから物理的法則を超越した分けでもあるまい!』

手の震えを必死で止めながら、彼はフィギュアマスターこと一三雄大に向けて小型拳銃を構え直した。

そして―\r

他の情報員二人がフィギュアマスターに左右から飛びかかる!

















『いけませんわご主人さま!』

放たれた雄叫び?と共にフィギュアマスターは正に光速で両手をくねらせて―\r

気付けば二人の情報員はどちらも首を捕まれて、

バキッ

そのまま味方同士ヘッドバットさせられて力無く床に墜落した!

















余りの事態に、リーダーは、小刻みに歯をカチカチカチカチと鳴らしながら、

『い、良いだろう!もう、容赦はしない!!!』

わめきながら拳銃の引金にかけた指に力を入れる!!

キュン
























消音装置のお陰か、乾いた炸裂音の代わりに空気を切り裂く音がかすかに鋭く響いた―\r

そして―小さいが致命的な穴が開けられた。


















一三雄大のBMI30超の巨大な腹は無事だった。

無事ではなかったのは、天井の方だった。

上に向けられた銃口から放たれた銃弾は、上手い具合に火災センサーを破損していた!














ジリリリリリリリリリリリリリリリ

警報ベルがけたたましく鳴り、スプリンクラーが一三雄大の部屋に夕立を降らせる!

もう10分もすれば、消防隊がここに殺到して来るだろう―\r













ソファーにぐるぐる巻きにされながら俺は見た。

情報機関員リーダーの手からは一筋の血が流れ、耐え切れずにそのまま彼は銃を落としてしまったのを!

そして、向こうをみると―\r

上段蹴りを放ったまんまの体勢になっているフィギュアマスターの足の指には、さっきヤツラが渡したコインが一枚挟まっていた!

『三枚は―必要なかったか』

フィギュアマスターの力は底知れずみたいだ。












リーダーは血の流れる手首ですぐに銃を拾ったが、敗北は明らかだった。

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