携帯小説!(スマートフォン版)

借 5

[635]  2008-08-23投稿

光は、ボロボロの紙をテーブルにたたきつけ、こちらを睨んだ。

「…今日中が期限です。返して下さい。」

幼い顔からは想像も出来ないような口調に俺はドキリとした。

「な、何を…。」

「本当に何も覚えてらっしゃらないのですか?」

え…。
テレビ音だけが、部屋に響いた…。

『ごめんなさ-い。今日のビリはしし座です!借りた物はきちんと返しましょう!』

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