携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 公募投稿作品 >> 優しい雨音

優しい雨音

[625]  朔夜  2008-08-25投稿
眠れぬ夜に降る雨は、
僕の耳に優しい音色を届けてくれる。


降り続ける雨音は、
僕の心に微かな安らぎをくれる。


わずかに開けた窓から、
差し出した手に触れる雨は、
どこまでも冷たく僕の手を濡らしてゆく。

眠れぬ僕を、
優しくあやすかの様に、
手の上に落ちては弾ける雨粒。


雨で冷えた手を胸に抱き、
優しい雨音を子守唄の代わりに、
僕は眠りにつく。


たまには、眠れずに困る夜があってもいい。

雨音の優しさに気付く事が出来たのだから。

感想

感想はありません。

「 朔夜 」の携帯小説

公募投稿作品の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス