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恋人は背後霊5

[437]  猫空  2008-08-28投稿
第五話、背後霊対霊納者後編

麻以の策略で始まった。影香と光江の京助の妻の座を掛けた戦い。
まずは、第一戦。朝食対決。
結果は、影香の圧勝、光江の惨敗。
影香は、ここ一ヶ月、京助の食事を作っていた。背後霊ゆえに、京助の味の好みは完璧だったし、何処で覚えたのか、料理の腕もいい。
一方の光江の料理は、瓦斯警報器が鳴る程の代物だった。
「影香の料理、美味い、第一戦は影香の勝ち」
と、京助に言われたくらいだ。
「苦悪!この勝ちは譲るわ、でも戦いはこれからよ!」
と、光江は負け惜しみを言う。
第二戦、掃除対決。
結果、引き分け。
「なかなかやるわね、伊達に背後霊やってないわね!」
「そっちこそ、やるわね。伊達に京助の従妹やってないわね!」
「あの、主役の俺の台詞が極端に少ないけど?」京助は置いといて、第三戦、甲冑対決。
「待った、何で甲冑対決何だ?水着審査は?」
京助が何時の間にか審判の麻以に抗議をした。
「文字数制限の為よ、それに、巨乳の二人が水着になってみなさい、貴方が欲情して襲いかねないもの」
「無茶苦茶言うな!」
すると、影香と、光江は甲から水着に着替えた。しかもビキニ。
「どう、京助?」
「どう、京兄?」
「どうと言われても、二人共似合ってるよ」
京助の解答に、二人は溜息を付く。
「そうじゃないでしょ、どっちと子作りしたい?私よね京助!」
「私よね、京兄!」
二人が京助に迫る。
「影香、光江、勘弁してゑえぇぇぇぇぇ!」
京助が甲冑を纏って逃げて行った。
なお、影香と光江の戦いはまだ続く。
「今回で終わりじゃないのをおぉぉぉぉぉ!?」京助は麻以に向かって叫んだ。

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