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信じたい―再会?―

[437]  ぱいん  2008-09-02投稿
「ここでよくない?」
駐車場のコンクリートに座って、勉強することになった。結衣は頷いた。「どこがわからんの?」「ここ…」
「どれどれ」
意外なことに気づいた。結城は左利き。
「結城‥左利きなの?」今まで字を書いたとこ見たことがないから、気づかなかった。
「そうだよ、今さら気づいたのかよ」
「悪い?」
「べつに」
「早く教えて」
「こうやって‥こうやって‥わかった?」
「わかった」
結城は勉強の教え方が上手だった。
「一つ問題だすよ?」
問題をみると難しそうで簡単そうな問題。
「こっち来ないでよ」
「なんで?」
「解いてるとこ見られたくない」
「わかったよ」
結衣は一生懸命解いた。
「できたよ。間違ってるからね?」
「わかってる」
結城が結衣の回答をみていた。
「結衣‥」
「間違ってるんでしょ」そう言って、宅習帳をとろうとした。けど、背が高い結城に届くはずがない。
「座っごらん」
「わかった」
「ここはこうして…こうなって…わかった?」
「わかるっ」
説明はわかりやすい。
「なんか結衣‥俺を避けてない?」
「さ、避けてなんかないよ」
慌てて否定しても、結城にはお見通しだ。
「じゃ、座れよ」
「うん」

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