違う世界(2)
音がした方向にはたくさんの人がいる。
そいつらは皆同じ服を着ており、手には漫画やテレビなどでしか見たことのないものが握られている。
「ちくしょう! いくらHSとはいえ、この程度では死なないか!」
なんだ? なんなんだ?この銃を持っているやつらは何者だ?
味方なのか?
そいつらの一人と目があった。
「なんで民間人がここにいる!?」
民間人? 俺のことだよな。
「そいつはあとだ。今はユスターを殺すのが先だ!」
ユスター?
目の前の軍人のような人達は弾を撃ちまくる。
無数の銃弾があたり、化物の動きが鈍くなる。
しかし、
「このままでは弾が・・・・・・」
そう、拳銃には弾丸がいる。
そして、それは無限ではない。
「泣き言言ってんじゃねぇ! 弾がきれたら、その肉体で引きつけろ! なんのための体だ! 対戦機ばかりに頼ってるから、んなふぬけた言葉がでてくんだ!」
対戦機? また知らない単語だ。
「ちっ弾切れだ! 補給部隊はまだか!? 弾切れの者は私に続け!」
こいつらは、あんな化物に肉弾戦を挑む気なのか?
馬鹿だ!
勝てるわけがないじゃないか!
「なんとしてもここでこいつを仕留めるぞ! 我ら、歩兵部隊の力を見せてやれ!」
向かっていく人。
「誤射はするなよ!」
銃で応戦する人。
「シャアアアアアア!」
そして、暴れまわる化物。
俺の世界はどうなっちまったんだ?
「遅れて申し訳ありません!」
そんなことを考えてると、また一人現われた。
今度は女だ。
女の後ろにも、たくさんの人がいる。
それぞれがなにかのケースを持っている。
「遅いぞ!なにをしていたこのノロマが!」
「すみません!物資はここに!」
女がケースを置く。
あの中に物資が入っているのか。
「よくやった!貴様らも参戦しろ!」
「了解!」
女がデカい銃を持つ。
あれは、たしかアサルトライフルとかいうんじゃないか。
ゲームで見たことがある。
女が扱える物なのか?
だが、女はそれを軽々と持ち、そのまま化物に近付いていく。
「貴様達も戻って物資を使え!」
「りょうか―――うわああああ!」
誰かが化物に食いちぎられた。
「腕がーーー!」
左腕だったところになにもない。
そこには赤い液体が、ホースからでる水のように吹き出している。
そいつらは皆同じ服を着ており、手には漫画やテレビなどでしか見たことのないものが握られている。
「ちくしょう! いくらHSとはいえ、この程度では死なないか!」
なんだ? なんなんだ?この銃を持っているやつらは何者だ?
味方なのか?
そいつらの一人と目があった。
「なんで民間人がここにいる!?」
民間人? 俺のことだよな。
「そいつはあとだ。今はユスターを殺すのが先だ!」
ユスター?
目の前の軍人のような人達は弾を撃ちまくる。
無数の銃弾があたり、化物の動きが鈍くなる。
しかし、
「このままでは弾が・・・・・・」
そう、拳銃には弾丸がいる。
そして、それは無限ではない。
「泣き言言ってんじゃねぇ! 弾がきれたら、その肉体で引きつけろ! なんのための体だ! 対戦機ばかりに頼ってるから、んなふぬけた言葉がでてくんだ!」
対戦機? また知らない単語だ。
「ちっ弾切れだ! 補給部隊はまだか!? 弾切れの者は私に続け!」
こいつらは、あんな化物に肉弾戦を挑む気なのか?
馬鹿だ!
勝てるわけがないじゃないか!
「なんとしてもここでこいつを仕留めるぞ! 我ら、歩兵部隊の力を見せてやれ!」
向かっていく人。
「誤射はするなよ!」
銃で応戦する人。
「シャアアアアアア!」
そして、暴れまわる化物。
俺の世界はどうなっちまったんだ?
「遅れて申し訳ありません!」
そんなことを考えてると、また一人現われた。
今度は女だ。
女の後ろにも、たくさんの人がいる。
それぞれがなにかのケースを持っている。
「遅いぞ!なにをしていたこのノロマが!」
「すみません!物資はここに!」
女がケースを置く。
あの中に物資が入っているのか。
「よくやった!貴様らも参戦しろ!」
「了解!」
女がデカい銃を持つ。
あれは、たしかアサルトライフルとかいうんじゃないか。
ゲームで見たことがある。
女が扱える物なのか?
だが、女はそれを軽々と持ち、そのまま化物に近付いていく。
「貴様達も戻って物資を使え!」
「りょうか―――うわああああ!」
誰かが化物に食いちぎられた。
「腕がーーー!」
左腕だったところになにもない。
そこには赤い液体が、ホースからでる水のように吹き出している。
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