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月の葉書2部9−3

[411]  速見  2008-09-24投稿
風紀にはナラビがやろうとしている事が分かり必死に「逃げろ」と、叫ぶがナラビは決して逃げようとはしなかった

ナラビ)僕にはこんな事しか出来ないからね

ナラビがそう言うと両手を合わせて光りを発する。するとナラビの分身が100体近く現れたのだ!

どうやら、光の屈折を利用して自分の蜃気楼を作り出したようだ

だが、フライシンワークはそんな事構わずに尻尾を思いっ切り振って攻撃を仕掛けた

ナラビはジャンプして攻撃を避けるが足がかすってしまい折れてしまった

ナラビ)ぐっ

ナラビが痛みに耐えながら再びフライシンワークの目の前に光りを発光した瞬間だった

ナラビ)うっ

ナラビは自分の胴体から生暖かいものを感じた次の瞬間ナラビは後ろに倒れた

フライシンワークが、目をやられる寸前に爪で攻撃をしたのだ。上半身から大量の血が幼いナラビの体から流れる

幸い蜃気楼が邪魔になったお陰か体は千切れていなかったが、この出血ではすぐに死ぬだろう

フライシンワークはまた目をやられて身動きが取れなくなった

風紀)ナラビィィィィィ

風紀の悲痛の叫びが轟く

香雲)なっナラビ君!!

風紀の後ろから香雲の悲しみの声が聞えた

風紀)香雲!?お前もう良いのか?

後ろを振り向いた風紀は涙を流しながら聞くと

香雲)うん

香雲が答えると

雷斗)ぼっ僕も大丈夫だよ

香雲が支えていた雷斗が右腕を抑えながら言う

風紀)お前ら……

香雲)ナラビ君が命を懸けて作った時間は無駄にしないわ

香雲が倒れているナラビに向かって言った

風紀)無駄にしないって何か手はあるのか?

風紀が聞くと、香雲は黙って2人を連れてナラビの所まで行った


香雲は自分の髪を使ってナラビの傷跡を縫って止血した

それが終わると香雲は風紀と雷斗に向かって真剣な表情で言った


香雲)2人とも死ぬ覚悟はある?

香雲が2人の頬を触って聞いた



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