携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> マリアルーン2

マリアルーン2

[329]  米田冂人  2008-09-25投稿
「渡せるわけないじゃない!これは母さんのものよ!」
「はぁ〜〜〜まったく、穏便に事を終わらせようと思っていたのだが、しかたない、力ずくてのは趣味じゃないが、いでよ、マンイーター、オーク、」
男がそう言って、地面にカードを投げると魔法陣が発生し、中から巨大な口を持った植物と、豚のような槍をもった怪物が現れた。
「お前が、渡したくないって言ったんだぜ、容赦はしないぜ♪」
男の出した二匹の怪物が襲って来る。
『マリア、貴女もクリーチャーを召喚しなさい!』
「召喚て言ったってどうすれば?」
『そのホルダーの一つを開けて、中にカードをいれて、クリーチャーの名前を唱えなさい!クリーチャーの名前はほとんど知ってるでしょ!』
母さんの言う通り、私は母さんの書物、とくに魔法生物の図鑑をよく見ていた。
「分かった、やってみる。」私はカードを一枚ホルダーに入れ、そのクリーチャーの名前を唱えた。「来て、ミノタウロス」
すると目の前に魔法陣が現れ、中から、半牛半人の怪物があらわれた。
「しまったこいつカードが使えるのか!行け!マンイーター、オーク!」
男の指示で二匹が襲い掛かる。
お願い、倒して、私が思うとミノタウロスは斧をふり落とし、怪物を倒してしまった。
「く、やはりこんな雑魚クリーチャーでは無理か、こうなったら」
男は新しいカードを取り出す。
「いでよ!ベヒーモス!」
男が唱えると巨大な口を持った、鰐のような怪物が現れた。
「い、いけぇミノタウロス!」
私の思った通りミノタウロスは動いてくれる。
ミノタウロスはその大きな斧を深々とベヒーモスに切り付けた。
しかし、ベヒーモスはすぐ再生し、突進して来る。
突進をまともに受け、ミノタウロスは木々を倒しながら、吹き飛ばされ、力尽き灰になってしまった。
「おーおー、さすがベヒーモスは強いね〜さて、君のクリーチャーは死んだけど、まだやるの?」

ベヒーモスと男が近づいて来る。
「何か、何か次のカードを!」
『ダッタラ俺ヲ召喚シロ!』
カードから声が聞こえてくる。
「え?」
『俺ヲ召喚シロト言ッタノダ早クシロ!』
私はその声の主であるカードを取り出す。
『そのカードはだめ!』
母さんの声はするが、私にはそのカードから声しか聞こえていなかった。
「分かった貴女の力を借りるわ、」

感想

感想はありません。

「 米田冂人 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス