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希望に咲いた花束 4

[405]  神様の親戚  2008-09-26投稿
勇人の家の前に立つと、
またあの時の日々が蘇ってきた…。



(また…会えるんだ…)
希望をくれた神様に、
私は感謝をした。



玄関でおじさんに挨拶した後、
ドキドキしながら勇人の部屋を開けた。





恵美「…勇人?」




勇人はベランダでタバコを吸っていた。




私に気付いた勇人は…



勇人「さっき親父から聞いた…。もう会わないつもりだったけど…なんか正直な所俺…今少しだけお前に会いたかっ…」





私は気持ちを抑えきれず…勇人に抱き着いてしまった。




恵美「私…二番でも、三番でもいいから…勇人のそばに…




ってあれ?外?…」






私はまた玄関に戻された…。






(……駄目…だったのかな…?)





いきなり抱き着いた事がいけなかったのか…

それとも二番でもいいって言った事がいけなかったのか…




また私は神様に過去へ戻されてしまった…





(たしかに本音は、二番じゃ嫌だ…

でも…)









私はまた同じように、
勇人の部屋へ行く…。





恵美「勇人!いきなりごめんね…。」


勇人はまた…


勇人「…さっき親父から聞いたよ。本当は会わないつもりだったけど…なんか俺…少しだけお前に会いたかった。
ごめん!振っといてこんな事言って…。
でも顔見れて良かった!俺はもぉ大丈夫だよ。ありがとう。」










私は抱き着きたい気持ちを抑えて








恵美「聞かせて…」


勇人「え?」


恵美「何で今まで辛かったのか、聞かせて!!」


勇人「え!でもお前…」


恵美「わかってるよ?でも聞かせて?…何があったの?」


勇人「……」





(本当は…元カノの話なんて…聞きたくない…)






勇人「…あのさ…」






それから、過去に戻して欲しい気持ちを持ちながら…


勇人の話を聞いた。





つづく

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