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飛んでも世界13

[454]  猫空  2008-09-28投稿
第十三話、招かざる客と第伍のバトルアーマー

志乃の笛の音に誘われるかの様に、閑古鳥の鳴いていた神天神社に人が集まってきた。
「人集めの音を吹かせてもらったわ。後は貴方達しだいよ、頑張りなさいな」
志乃は笛をおき、立ち去ろうとしたが清美に止められた。
「神社の御神体が不在ではいけません。白(ホワイト)様には祭に参加して頂きます」
「え、私、バトルアーマーの方で出番が」
志乃は断ろうとするが、急にある人物が現れると話は一変した。
「志乃姉様、明兄様より伝言です。たまには楽しんでこいと」
「わあ!り、陸奈(りくな)何時の間に!」
志乃が、突然現れた紫色の髪の少女の名前を言って驚いていた。
「あら、いらっしゃい」進美と由理香が陸奈に挨拶をする。
「飛んでも世界を御覧の皆様初めまして。灰元陸奈(はいもとりくな)と申します。 志乃姉様同様に武装戦闘記バトルアーマーにも登場しますのでお見知り置きを」
「陸奈、ちゃっかり宣伝しなさんな」
志乃が陸奈に突っ込みを入れる。
「神明様から許可も出ましたし、白様行きましょう」
清美、進美、由理香の三人に志乃は引っ張られて行った。
「大和生まれの蛸焼きと言う食べ物。楽しみ」
そう言って陸奈も、清美等の跡を追った。

招かざる客が二人いた。所謂賽銭泥棒だ。
「兄貴、この神社結構有りますね」
小柄で髭図等の男が、大柄の男に言った。
「おう、貰うもん貰ってずらかるぜ」
しかし、賽銭泥棒達は逃げられなった。
よりによって、御神体の志乃に見付かってしまったのだ。
「私の祀られている神社で賽銭泥棒とは良い度胸ね。冥土で後悔なさい!」
志乃は新しい鎧、バトルアーマー伍號機を纏う。しかも、志乃は今、最強形態の『真戦神力解放形態』になっていた。
「ひい、賽銭は返しますから。命だけは」
賽銭泥棒等が命乞いをするが、流石は神明神こと吉元明の従姉妹。情け容赦ない。
「問答無用、一撃必殺技、真白粉砕破!」
志乃は必殺技を放ち、賽銭泥棒等は骨すら残らず消えた。
「あの・・・・この話の主役は私ですが・・」
清美の台詞が虚しく境内に響いた。

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