携帯小説!(スマートフォン版)

MaelStrom 訳

[615]  神流  2008-10-02投稿
2人しかいない境内の中の筈なのに、まるで誰かに見られてるようだ…。
夕方の暗さが、私に不気味さを与えてる。

何でこんなとこにいるんだろ。私…

「あなた…こないだお店で万引きした人でしょ?」
彼女が突然口を開いた。
私は恐怖を感じたが、彼女は続けた…。 「ごめんなさい。こんなとこに引っぱって来ちゃって…本当にごめんなさい。」
彼女は泣きそうになりながら、私を見てそう言った。

関わる気はさらさらない。
なのに私の口は動かずに、彼女の話を聞くしかなかたった。 「私はサラって言います。アメリカ人とのハーフなの。 …さっき私たちを追いかけてきたのは私のパパの部下。
私が家出中だから……ハッ…ハッ…」
そこまで話すと彼女の様子はおかしくなった。
「ねぇどうしたの!?」
「ハッ…ハッ…ハッ…く…くす…り……」
「薬!?どこにあるの!?」
「ハグッ…ハッ…ハッ…。」
私は彼女のバックを無我夢中で探した! 彼女は、みるみるうちに青ざめて体は震えていった…
「!!あった!ねえ!これでいいの!?」頷いた瞬間彼女に薬を飲ませた…
その瞬間私は心から願った!
……死なないで……

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