携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> その他 >> ループ 第1話

ループ 第1話

[14188]  管理人  2004-10-26投稿
 僕は起き上がった。
 外はまだ暗く、スリープしていたパソコンを起こし、時計を見ると午前二時だった。
 何か嫌な夢でも見ていたのか、喉が渇いていた。夢の内容は覚えていない。
 何か飲もうと思った。
 家人を起こさないよう、音を立てずに注意しながら階段を下りる。一階にはダイニングとリビングがひとつになった部屋がある。引き戸を慎重に開ける。暗い。
 冷蔵庫を開ける。コーラが入っていたので、グラスに注いだ。茶色の液体が泡を立てている。
 グラスに口をつけた。グラスの中にはコーラである液体が入っているが、炭酸のしびれる感じも、味もしない。
 何か嫌な感じがする。体調でも悪いのか、と思う。いつもは朝まで目覚めるなど無いのに。
 部屋の中を見回す。まだ暗闇に目が慣れていなかったので、様子は良くわからなかったけど、いつもと違う感じがする。
 朝までまだ時間がある。体調が悪くても今はまだ良くわからない。様子を見てからでも良いかと思った。寝なおすために部屋へ戻る。
グラスをシンクにおき、水を溜めておく。
 足音を立てないように階段を上がる。
 ドアを開けようと手を伸ばしたときだった。

(続く)

感想

感想はありません。

「 管理人 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス