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奈央と出会えたから。<246>

[575]  麻呂  2008-10-13投稿

よく考えたら、



何で聖人は、



あたしのコト、



好きになってくれたんだろう。



こんなにーー



カッコイイのにーー


ねぇ聖人‥‥知ってる?!



あなたの知らない所で、



あなたのファンは、


いっぱいいるんだよ。



きっとーー



あなたは、そんなコトーー



全然知らないんだよねーー





『さっきよりは、良くなったと思うんだケド。あまり切ったら短くなっちゃうし。これでいいよね?!』



確認してもらう為、


あたしは聖人に手鏡を渡した。



『上手いじゃん。さっきよかマシんなったな。サンキュ!!
昨日さ、寝る前に突然、前髪がうっとーしーなって思って、すげぇ気になりだしてよ。

ねみぃーの我慢して切ってたら、

おっ、やべぇ切りすぎたって。』



『あはははは。聖人らしいね。』



『るせっっ。』



あたしは、聖人の髪の毛と、



スキバサミを手早く片付けた。



早くーー



聖人に誕生日おめでとうって言わなくちゃ!!



『聖人。今日は15歳のバースディおめでとう〜〜!!』



あたしは、



さっき焼いたシフォンケーキをテーブルの上に置いた。



『このケーキ。奈央が焼いたの?!』



『そうだよ。聖人甘いモノ苦手だって言ってたケド、

このシフォンケーキは甘さ控え目だから大丈夫だよ。』



それに、



チョコ好きな聖人の為に、



生クリームも、



チョコ生クリームにしたし。



『マジ?!じゃあ‥‥早速‥‥。いただきます!!』



フォークの先の、



シフォンケーキを、


聖人は、パクッと、


口の中に放り込んだ。



聖人ってば、



さすがは男のコ。



豪快な食べ方だなって思った。



『ど‥‥どうかな?!』



『ん〜〜‥‥。モグモグ‥‥‥。』





あはっっ。



なんか‥‥



可愛いかも。



聖人のモグモグ食べてる顔が、



なんか、



小動物みたいで――


あたしは、



思わずおかしくて、


笑っちゃいそうになった。

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