携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> その他 >> もう、哀しくもないけれど。

もう、哀しくもないけれど。

[451]  ケィ。  2008-10-16投稿


苦しい、とは、何だったでしょうか。




今まで、随分無理を重ねて来たけれど、ただ体のダルさばかり感じます。


そんな時は、辛いと思わなくも無いけれど、多少の辛さは、皆抱えているものですから。






動けないのは、動かない私が悪いのです。




食べ物が食べられないのも、只の私の贅沢です。




眠れないのは、自己管理がなってないからですね。




だから私は、動き、食べ、眠ったふりをします。

人の見ていない所では、そりゃ、サボりますけど。







それにしても、なぜ、友達が居ないと変な目で見られるのでしょうね。


友達と話すとなると、色々やらなければならない事が一気に増えてしまう。



テレビを見たり、ファッションを研究したり、好きな人をつくったり。




何より、嬉しいだとか楽しいだとか、余計な感情を動かさなければいけない。


困ったものです。





教師を見ていて解るように、私達にそれは必要無いものです。





私達は、機械です。







辛いとか、悲しいとか、寂しいとか。


それが何になるのですか。







辛ければ、逃げられますか。(…どこに?)




悲しければ、優しい言葉をかけて貰えますか。(…その言葉こそ、悪魔のものかも知れないのに?)




寂しければ、誰かが側に居てくれますか。(…本当に、見捨てる事なく?)




楽しいとか、嬉しいとか。


それだけ感じて生きていたなら、甚だ楽だろうとは思うのですが、どうも巧くいかなくて。







私は、鏡の前で笑います。




笑って、自分を切り刻みます。





もっともっと壊さなければ。

とても生きては行けないのです。







私は機械です。



笑う、人形です。


感想

感想はありません。

「 ケィ。 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス