携帯小説!(スマートフォン版)

一人

[456]  紫糸  2008-10-31投稿

この世界に

産まれ落ちたのは

良い事なのか、

悪い事なのか。

なんて、

そんな事解らないけれど。
きっとあそこに立っている
あの先生も、

リビングで自分を忘れた、
あの親兄弟も。

産まれてこなけりゃあ、

良かったのさ。

湖の真ん中の、

夢も欠片もない、

あの恐竜モドキも。

真夜中の三番目のトイレの、
あの女の子とかも。

きっときっと、

産まれて後悔してるだろう。


嘆いた声も届かない。

何時だって

自分も

君も。







独りだ。

感想

感想はありません。

「 紫糸 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス