携帯小説!(スマートフォン版)

空に光る ?

[416]  2008-11-03投稿
いよいよ今日。

私は散る。


敵艦隊7隻に対し、我が軍は桜花24機。

250キロの爆弾をくくりつけ、燃料は片道のみ。

出陣式を済ませ、故郷へと手を振った。

敵偵察機にバレないように、かなり上空を飛んでいた。

澄んだ6月の空。

あえて何も考えずにただ、ただ。憎き敵艦隊だけを考え。飛び続けた。


すると無線が入った。
私の後ろを飛ぶ後輩たちからだった。
「先輩、尾翼から黒煙があがっています。」

その事はすぐに隊長の耳にも入った。

しかし私は、「大丈夫。敵艦隊まではもつでしょう、アタックさせてください」

すると隊長は「貴重な機体を無駄にするな、お前は引き返せ。次のアタックへ体制を整えろ」

私は何人もの帰還した人間を見てきた。
とても耐えるに難い対応を受けることを分かっていた。

しかし上官命令は絶対だった…


仕方なく私は知覧へ舞い戻った。

土下座をして詫びた。



その次の日から、晴れた日は毎日、アタックを続けた。

しかし私だけ、何回も知覧に帰ってきた。

ある日、私は山本を疑った。

感想

感想はありません。

「 紅 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス