携帯小説!(スマートフォン版)

手紙

[597]  サクラ  2008-11-12投稿
拝啓 紅葉の候
今日は空が晴れ
風が温かい
わたしはこんな田舎町でゆっくりと過ごしています

こんな日は 全てが味方してくれてるみたいで 道は広がる

ストレスもなく
心を強くもてる
全てが間違っていないとさえ思えるのです
わたしは普通で少し退屈な毎日を
そんな幸せを手に入れたつもり
あの頃のような苦悩はなく 強くもなった
少しくらい 見過ごしてやればいいと 肩の力の抜き方を覚えて 色んな しがらみからの回避の仕方を身につけたつもり
昔より不信感の多い今日この頃
それでも私は 毎日あなたを想う
これはとても不思議なこと
脆くて壊れそうな日は わたしにくれた 宝の言葉 一瞬で信じて堕ちてしまいそうな言葉一つ一つを思い出して 悪くはないと 納得させているのです
遠く離れた場所から あなたの幸せを祈ります
それは時折 嫉妬でもあるけれど こんな汚れた世界で 平穏だと感じる瞬間があるのなら まだまだいける気がする
悪くない 悪くない
そう認めれば 誰もが幸せでいられるのだから

感想

感想はありません。

「 サクラ 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス