携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 奈央と出会えたから。<279>

奈央と出会えたから。<279>

[494]  麻呂  2008-11-20投稿

* * * * * *

チュン‥チュン‥‥‥――



窓の外から、



すずめのさえずりが聞こえる。



『ん〜〜‥‥朝‥‥‥?!』



眠い目をこすりながら、ゆっくりと部屋の中を見渡し、



あたしは、



いつもの朝の風景と違うコトに気づく。


隣には、



暖かい、大好きなヒトのぬくもり。



きゃっ☆



聖人の寝顔。



初めて見ちゃった☆


あはっっ。



寝息立てて寝てる。


か‥‥かわいいっっ/////



あたしと大好きなヒトの上には、



大きな毛布が1枚掛けられている。



お母さん‥‥。



きっと、母が掛けてくれたんだ。



リビングの壁に掛けられている時計に目をやると、



午前6時を回ったところだった。



あれっっ?!



お母さん、まだ起きてないのかな?!



母は、いつも6時には起床する。



もしかして、



お母さん、寝坊してる?!



起こしてあげなくちゃっっ‥‥‥。



ソファーの上から静かに離れ、



あたしは、



リビングの隣の、母の寝室へ向かった。


『お母さん‥‥起きてる?!』



聖人を起こしちゃ悪いと思って、



あたしは、少し小声で言った。



『あら、奈央おはよう。起こしちゃ悪いと思って、あなたが起きてくるのを待ってたのよ。

それより、あなた達、あんなところで寝て、風邪ひくわよ。』



『うん。昨夜、ソファーの上で2人で話していたら、お互いにいつの間にか寝ちゃってた。』



『そう。夜中に目を覚ますだろうと思って、母さん、隣の部屋に2組布団を敷いてたんだけど?!』


『えっ?!本当に?!ごめんね、お母さん。』



『今日は、開校記念日で学校は休みでしょう?!

聖人君には、ゆっくりしていってもらいなさい。』



そっか。



今日は、学校‥‥休みだったんだっけ。

感想

感想はありません。

「 麻呂 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス