マクシミリアンの挑発的な態度に激昂したガイラーはダークフィアーの超重力攻撃『ブラッドサンシャイン』を放ち、武双龍焔獄を葬り去ろうとするが攻撃を外されてしまう。
焦りの色を隠せなくなったガイラーは武双龍焔獄に白兵での空中戦を仕掛けるが逆に薙刀『龍刃（ロンジン）』で自機の右脇腹を貫通されてしまう。

しかしガイラーはそこに勝機を見出だそうとしていた。
武双龍焔獄の目の前に右手を翳したダークフィアーはそこに小さな黒い球体を発生させた。

ガイラー「ハハハ！！これはさすがに避けようがないぞ！！」

マクシミリアン「チィ！！（己の身を犠牲にするとは…）」

武双龍焔獄は咄嗟に龍刃を引き抜こうとするがそこをダークフィアーが左手で引き止める。

ガイラー「逃がさん…。逃がさんぞお！！！」

狂気を発する人間のそれへと変貌したガイラーの目は赤く充血しどこが白目なのかも分からなくなる状態だった。
やがて黒い球体が大きくなるとガイラーは金切り声を上げながら叫んだ。

ガイラー「死ねぇえええええええええ！！！」

ダークフィアーは黒い球体を武双龍焔獄にぶつけようとするがマクシミリアンは武装を諦め、武双龍焔獄に龍刃を手放させるとそのまま地表へ落下していった。
右手に乗った黒い球体は勢いのままにダークフィアーの右脇腹に刺さっていた龍刃に当たり龍刃ごとダークフィアーを引き込もうとした。
ダークフィアーは咄嗟に力ずくで龍刃を引き抜きその場から脱出すると龍刃は黒い球体に取り込まれ互いに消滅した。
ガイラーは顔面中に汗をほとばしらせていた。

マクシミリアン「危ないところだった…。その無謀なまでの勇気に敬意を評したい所だがこれ以上お前とやり合うには時間が惜しい」

マクシミリアンはそう言い放つと表情が険しくなった。
武双龍焔獄は落下しながらも翼を大きく広げた。
その時突如として翼が七色に変色し始め、緑光に染まっていた機体はさらに光を増しオーラを形成し始めた。

マクシミリアン「もう…終わりにしよう」

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