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大きな地震と小さな自信

[393]  龍時風化  2008-11-29投稿
ピピピピ・・・
目覚まし時計が耳元で鳴り響く
(何時何分かしら・・・?)
頭がボサボサの状態のまんま、時計をみた。
(7時12分・・・起きなきゃいけないわ・・・)
早く服を着替え、お父さんの待つ居間へと降りて行った。お母さんは、お父さんと離婚して、この家をでていった。
〔おはよう、里沙〕
お父さんは毎日の用に、パンを焼いて待っていた。
(ん・・・?)
〔どうした?〕
電気の紐がすこしずつ揺れている。〔どうしたことだ!?〕と、お父さんが言い、テレビを慌てながらつけた。
『とのことです。次のニュースです。08時15分に××地方に大津波が来る模様です。危険ですので、08時15分までに、〇〇中学校の体育館へ、避難してください。もう一度繰り返しします。××地方の・・・――』
(や、やだ!あたしはまだ死にたくない。お父さん、速く避難しよう!)
〔わかった!早く車に乗りなさい!〕
家を2人とも出て、車を走らせます。
(い、今何時のよ?)
車に付いてる時計をみると、08時12分になっていた。
(お父さん!あと3分だよ!もう死んじゃうのね)
〔車を降りなさい。あそこまで走ったら着く。〕
(お父さんは?)
〔私は大丈夫だ。心配ない。ほら、あと1分しかないぞ!?早く行きなさい。〕
(・・・わかった。行くよ。先に待ってるからね。)
私はお父さんがくることをいのり。走っていった。
〔里沙・・・お前だけは生きてくれ・・・i,love,u・・・〕
ドドドドドドドドザバァー・・・
(お・・・お父さぁぁーーん・・・!)

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