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僕はもうおじさんだ

[336]  キイトイ  2008-12-03投稿
僕はもうおじさんだ

こうやって毎日、30年以上勤めている会社に同じ服で

同じ髪型で

同じ道を

通っている


何が楽しいわけでもないけれど

何か新しいことがあるわけでもないけれど

すっかり古い頭になってしまって、若い者の会話にも入れないけれど


時の流れるままに

ただ身を任せて


会社員としての変わらぬ毎日に

足跡を残している



時々思うことはあるけれど

誰にも言えなくて


もうすぐ終わる、このつまらない現実に


それでも寂しさが込み上げて来るだろう、その最後に


僕はどうしたらいいのだろう


時の流れるままに

ただ身を任せて


僕は少しずつ、わずかな未来を考え出した



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