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愛のカタチ ?

[342]  ミサキ  2008-12-08投稿
「分かりませんけど?」

茶髪で巻いてる女の人。
あたしは誰だか分からない。

タンタンタン…


カチャッ

「玲奈ぁ?……!!」

その女の人をみた時、美波は戸惑った。


「美波ちゃん、久しぶりねぇ」

「…どうも」

「やっと諦めてくれたのねえ。真哉も説得力あるのね」

フッとその人は笑う。

「…あのぉ。失礼ですがあなたのお名前は…」

「あら、言ってなかったわね。私は、真哉の婚約者の佐藤理沙っていうの」


はぁ…?

婚約者…?

「話が見えないんですけど…真哉には、美波がいるんでしょ?なんで佐藤さんが出て来るんですか?」

「…まだあなたには分からないわよ。所詮、真哉にとっては美波ちゃんよりあたしの方がいーのよ♪」

「勝手に決めないで下さい。愛のカタチは人それぞれでしょう?真哉だって美波のこと、本気で好きだったからあんなメールを送ったんです!!」


「だいたいねえ、真哉が中学生相手に本気になる訳ないじゃない」


「あなたに関係ないでしょう」

「…真哉はあたしのこと、好きでいてくれました」

急に美波が口を開いた。
「だからねえ…「キスもしてくれました。あたしが高校生になって卒業したら、結婚してくれるって言ってくれました。」


そういうと、美波は自分のカバンから紙を取り出した。

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